Anycubic i3 Mega のモータドライバを交換して静音化(TMC2208)

はじめに

Anycubic i3 Mega(AI3M) 用に TMC2208 を買ったものの,設定とかめんどくさそうだなと思って長らく放置して,爆音のまま使っていた.が,思い立ったのでドライバを交換する.

やることは既に多くの人が記事にされているが,モータドライバ交換して,ファームウェアをアップデートするだけ.

必要なもの

モータドライバ交換

ここでやることは 2 つだけ.

  • モータドライバの差し替え
  • Vref の調整

TMC2208 は純正のモータドライバと比べると,若干ピンの機能が違っていたり,モータに接続するピンの極性が逆になっていたりする.この違いはファームウェアアップデートで吸収する.また,UART で動作モードの変更ができるなど細かい設定ができるが割愛.

モータドライバの仕組みはペンプロッターのところで言及しているので省略.

モータドライバを差し替える.純正モータドライバを抜くとピンの機能が印字されているので,これに合わせて TMC2208 を差し込む.

Yan 様によると

X、 Z、 E1のVrefは最低1.0VY、E0は最低1.15V

https://note.com/y_labo/n/n6a42c855ae30#Kv0ba

とのことなので,これに合わせて Vref を調整する.Vref の調整方法もペンプロッターと同じなので省略.どれがどのモータのモータドライバなのかは,モータのコネクタの辺りに印字されている.

ファームウェアアップデート

オープンソースの 3D プリンタ用ファームウェアとして有名な Marlin を AI3M 用にカスタマイズしてくれている方がいるのでこれを利用する.本家 Marlin は先日リリースされた 2.0.9.2 が最新.カスタムファームウェアは 1 系と 2 系があるが,どちらも最終リリースが 2019 年で,Issues も多くなくないので,どちらでも常用に堪えるだろうということで 2 系を入れてみる.

Home
Marlin Firmware - A really good 3D printer driver.
Server Error · GitHub
Server Error · GitHub

ファームウェアにはいくつかの種類が用意されているが,それぞれの説明を適当にまとめると次の通り.今回は Release: v2.0.0 beta の Marlin2-Ai3M-v2.0.0_TMC2208.hex を利用する.

ファームウェアファイル名用途
Marlin-AI3M-vx.x.x-TMC2208.hexTMC2208 をオリジナルのピン配置のまま利用する場合のファームウェア
Marlin-AI3M-vx.x.x-TMC2208_reversed.hexTMC2208 のピン配置に合わせてボード側のコネクタを反転させて利用する場合のファームウェア
Marlin-AI3M-vx.x.x-stock_drivers.hex純正ドライバ用ファームウェア

PC と AI3M を USB 接続したら,Curaを起動して,References > Printers > Anycubic i3 Mega > Update Firmware を開いて,Upload custom Firmware から Marlin2-Ai3M-v2.0.0_TMC2208.hex を選択するとアップデートが始まる.

なお,アップデートをしても AI3M のメニューから確認できるバージョンは変わらな.AI3M に SD カードを挿して,Menu > Print から Special Menu が表示できていればカスタムファームウェアがインストールできている.

おわりに

可聴音域のデジタルノイズが全く聞こえなくなった.が,その分ファンの騒音が耳につくようになった.特にノズル周りのファンは結構爆音なので変えたい.

作業自体は特に面倒なことも難しいこともなかった.さっさとやっておけばよかった.それくらい簡単.

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