はじめに
普段使っている椅子,デュオレスト(DR-7501SP).ニトリで座ったときは,結構いいじゃん!と思って買ったものの,普段使いしてみると結構不満が出てくる.
背もたれ特化型の椅子なので,深く座ると丁度いい支え具合の反面,適当に座れない.背もたれに合わせて深く座ってもいくつか問題があって,肘掛けが前すぎて腕を肩からまっすぐ下ろすと肘から先 10〜20cm くらいは肘掛けに乗らない.肘掛けとは...ヘッドレストが背もたれの位置に対して前気味なので,深く座ると首が前に押し出される形になる.座面はあと数センチ短いと良かった.逆に肘掛けに合わせて前気味に座ると,せっかくの背もたれがやや遠く背もたれ特化の意味がない.肘掛けは貧弱で左右にしなるので,肘掛けに手をついて腰を伸ばしたりできない.なんともがっかり感が否めない.
背もたれや肘掛けをどうこうするのは結構大変そうなので,せめてヘッドレストの位置を調整して頭の位置が自然な位置に来るようにする.ついでに?スカスカのヘッドレスト部分にスピーカーを埋め込む.
材料
今回使った材料は次の通り.
- Anker Soundsync Bluetoothレシーバー @Amazon
- ユニバーサル基板 @秋月電子
- ターミナルブロック @秋月電子
- ステレオミニジャック @秋月電子
- スピーカーのユニットだけ @ダイソー
- スピーカーターミナル @Amazon
ホントは Soundsync とスピーカーの間にアンプもはさもうかと思ってたけど,耳元で鳴らす分には Soundsync の出力だけで十分そう.ミニジャックのL/R/GNDとターミナルブロックの各端子を接続するだけなので,回路図は省略.
スピーカーユニットはダイソーの300円スピーカーから拝借.3D プリンタで適当なエンクロージャーを作って,スピーカーユニットとターミナルを接続.デュオレストにスピーカーをつける需要はないと思うので 3D データは省略.
測定環境がゴミだったけど一応途中経過だったもの.
ちょっとだけ余談
Soundsync にたどり着く前は,謎の中華BTアンプ XINYI Sini Audioも試していた.DIY用途で使っている人は多いらしく,お値段もお手頃.IOもたくさんあって便利そうに見えたが,実用面でいくつか問題があった.
サイズは80x50x20mmで,ヘッドレストに組み込むにはやや大きく,電源も確保しなければいけない.付属のヒートシンクが大きすぎてアンプに貼ると組み立てられない.などいくつか問題はあるが,これらは次の問題に比べれば大きな問題ではない.
致命的なのは無音時にホワイトノイズ対策のためか強制的にミュート状態になること.無音時から音が立ち上がるときに,ミュート解除がワンテンポ遅れることで音の立ち上がり部分が欠落する.映画などで静かなシーンからワッと盛りあがるような場合は使い物にならないし,小声で会話するようなシーンも場合によっては強制的にぶつ切りにされる.アンプには AP3050D という IC が使われているようだが,インターネット上にデータシートがなく,解析しないと強制ミュート無効化の手段がわからない.CS8673E という噂もあるものの真偽不明.
WUZHI PA50WX2 = AP3050D = CS8673E Digital Amplifier IC ?
● Wuzhi Audio ZK-502H TPA3116を購入
解析するのも面倒なのでこいつはお蔵入りとした.
椅子にスピーカーをつける
椅子に装着してみたらこんな感じ.スピーカーのフィッティングが一番大変だったが,それ以外は大して難しくない.Soundsync 内蔵バッテリーでも映画数本は見れる程度に長持ち.
おわりに
デュオレストの諸々の問題に目をつぶることができれば,スピーカー付きの椅子は結構悪くない.
オカムラの椅子がほしい...
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