RaspberryPiで気圧を測定する方法(BMP180)

前回までに続き,I2Cデバイスの使い方を書く.

梅雨の時期,天気が悪いと気圧変化が気になる.

ということで今回は気圧を測定する.

用意するもの

今回使うのはたまたま手元にあった adafruit のBMP180気圧センサ.このセンサは気圧や気温を測定出来る.

データシートも用意しておく.ライブラリもサンプルコードもあるので,あまり見なくてもなんとかなる.

BMP180は既にディスコンなので,これから買うなら後継機であるBMP280か,気圧,気温,湿度の3つを測定出来るBME280を選ぶといい.

Adafruit BME280 I2C or SPI Temperature Humidity Pressure Sensor
Bosch has stepped up their game with their new BME280 sensor, an environmental sensor with temperature, barometric press...

スイッチサイエンスはAmazonに出店している.スイッチサイエンスのBME280ならAmazonからも購入出来る.

Bitly

BMP180の使い方

今回の変換式はbashで計算するには複雑なので,ライブラリが用意されているC++かPythonを使うと便利.今回はPythonを使ってみる.

ライブラリをインストールする

ライブラリをインストールする.BMP180のライブラリはGitHubのREADME通りにインストール出来なかったため,pipコマンドでインストールしている.

$ sudo apt install python-smbus python-pip git
$ pip install Adafruit-BMP

測定する

ここではサンプルコード取得のためにgit cloneしているが,wgetコマンドを使ってZIPファイルをダウンロードしてもいい.

$ git clone https://github.com/adafruit/Adafruit_Python_BMP.git
$ python Adafruit_Python_BMP/examples/simpletest.py
Temp = 28.90 *C
Pressure = 99628.00 Pa
Altitude = 143.43 m
Sealevel Pressure = 99631.00 Pa

この気圧センサは気温も測定出来るのでHTU21Dの測定結果と比較してみる.差分0.24℃でBMP180の方がやや高めの測定結果となっている.真値が分からないのでなんとも言えなかった.

$ ./htu21d.sh t
29.14

おわりに

ライブラリを使うとかなり簡単に測定出来る.

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